僕とグーグルとDNSと
世界がまだグーグルを知らなかった頃の話だ。今じゃあらゆる端末にグーグルが仕込まれていて人によっては監視社会だなんて言っているけど、僕が子供の頃はグーグルなんてなかった。いや、グーグルどころかなにもかもなかった。そう、これだけは知ってほしい。
はじめにグーグルがあった。
グーグルは神とともにあった。
グーグルは神であった。
万物はグーグルによって成った。
成ったものはグーグルによらず成ったものはひとつもなかった。
「OK、グーグル意味分かんない。」
というわけで、聖書にはグーグルのことが書いてあるのです。もちろん嘘なので、僕とグーグルの思い出はこれにておしまいとなります。
じゃあ本題のDNSの話をしましょうか。
DNSって
Domain Name System(ドメイン・ネーム・システム、DNS)とは、インターネットを使った階層的な分散型データベースシステムである。1983年に情報科学研究所 (ISI) のポール・モカペトリスとジョン・ポステルにより開発された。
現在では主にインターネット上のホスト名や電子メールに使われるドメイン名と、IPアドレスとの対応づけ(正引き、逆引き)を管理するために使用されている。
というものです。まあ何言っているかわかりませんよね。
例えば、コマンドプロンプトを立ち上げてping -4 www.yahoo.co.jp
と打ち込んでください。
アドレスバーに先ほどの出てきた数字を叩き込んでみてください。
どうです。ヤホー!!が表示されましたよね。この変換とかやってくれるのがDNSです。
これがないと先ほどのアドレス(数字でないほう)を打ち込んでも「名前解決できませんでした」とかなんのこっちゃなことを言ってきます。ちなみにDNSですが、現実世界の電話帳で例えられることが多いです。
そんなことができるすごいDNSですが、グーグル神様が"無料"でやってくださるそうです。すごい。そして、なぜか「ページ表示の速度が上昇」、「セキュリティがアップ」のバフ効果までついてます。すごい。まあ、僕自身は速くなるとも安全だと思ってないですけどね。「グーグルの今まで集めてきた名前データがバックについているから安心だよ」っていうぐらいで見たほうがいい気がします。試してないからわからないけど、グーグル偽サイトとかに関しては何かしら対策してくれてるんじゃないんですかね。
Google Public DNSについてはこちら
Public DNS | Google Developers
ちなみに、こんな感じに設定するとできるようです。
8月に話したかった理由は「8.8.8.8」「8.8.4.4」の8並びのアドレスだったからというだけです。
そんなわけで、八月のグーグルの話おしまいです。来月もお楽しみに*1。
*1:そんなものはない